ここ南房総では、四季を通じて様々な魚を釣ることができ、さらに地元のスーパーや道の駅でも新鮮な鮮魚がお安く手に入ります。
よく見かける大衆魚から「なんだこれ??」っと思ってしまう珍しい魚まで色々と!
都会ではまず見かけないような珍魚が手に入ることもあるので魚料理は南房総暮らしの楽しみの一つです。
そんな田舎暮らしの楽しみをみなさんにもお裾分けします。笑
ここでは南房総で手に入るお魚の「基本情報」「入手方法」「下ごしらえ」「料理法」についてまとめていきます。
今回のお魚は鬼カサゴです。
さっそく始めましょう!
鬼カサゴの基本情報
サイズは30センチくらいでした。
船釣りで鬼カサゴ狙いであれば通常はサバの切り身を使いますが、この時はアマダイ狙いだったのでオキアミで釣りました。
ネット情報によると最大で50センチほどになるそうですが、、、そんなサイズを釣ってみたいですね。
ちなみに年中釣れるそうですが鍋物にすると美味しい魚なので冬場に狙う釣船が多い印象です。
また、鬼カサゴ好きの釣り人であれば常識ですが鬼カサゴのトゲトゲには毒があります。
死ぬような毒ではありませんが凄く腫れて痛いそうです。気をつけましょう。
背ビレは絶対危険です。
背ビレ以外にもトゲトゲがあり、以前某釣船の船長さんに「背ビレ以外にも毒はありますか?」と質問したことがあるのですが「いやー、、、とりあえず全部気をつけた方がいいよ、、、」とのことでした。笑
みなさんも鬼カサゴを扱う時は全てのトゲトゲに注意しましょう!
南房総での鬼カサゴの入手方法
鬼カサゴをお金で買おうと思ったら結構ハードル高いです。
可能性がありそうなのは館山市船形にある「まるい鮮魚店」さんでしょうか、、、
今まで鬼カサゴが並んでいるのを見たことはありませんが、他のカサゴ類やブダイなどのマニアックな鮮魚も扱っていますので、入荷があるかも、、、。
南房総民御用達のスーパー「おどや」も豊富な鮮魚を扱っていますが“鬼カサゴ“となるとまず売ってないです。
過去に一度だけ陳列されているのを見かけて驚いたのを記憶しています。
やはりカサゴ類はまとまった数が漁獲されることがないので普通の流通には乗らないようです。
しかし、釣船に乗れば鬼カサゴを狙えます。
釣り人の間では、鬼カサゴを食べるのは「釣り人の特権」とも言われるくらい買うのは難しいけど釣りなら可能性あるよ、ということです。
南房から外房にかけて多くの釣船が鬼カサゴをターゲットとしていますので食べて見たい人は船釣りで狙ってみましょう!
鬼カサゴの下ごしらえ
鬼カサゴはものすごく生命力のあるお魚です。
特に釣り物の場合は、クーラーボックスの中で氷により仮死状態になっていて捌こうとしたら突然暴れ出す可能性もあります。
不意に暴れ出すと毒のトゲに刺される可能性もあるので大変危険です。
私は、釣りモノの時は捌く前に出刃包丁のミネで頭を叩きます。
もし生きていれば写真のように背ビレがピンッとして口が開きます。脳震盪を起こしている状態だそうです。こうしておけば突然暴れ出す心配はありません。
私は背ビレをキッチンバサミで取り除いた後に3枚下ろしにします。
カサゴ類はトゲトゲで特に鬼カサゴは毒もあるので軍手やタオルなどを使ってなるべく魚体に触れないようにしながら捌きます。
3枚におろしました。
写真には入ってませんが鬼カサゴは肝と胃袋も美味しく食べられるので内臓の取り出しは慎重にやりましょう。
鬼カサゴには色々な料理法があり、どれも美味しくい頂けます。
東京のお店で食べたら結構いいお値段かも!?
さっそく料理してみましょう!
鬼カサゴのお刺身・肝と胃袋の湯引き
なるべく頑張って薄切りにしてみました。下手くそですがご勘弁を、、、。
鬼カサゴのお刺身は「イセエビの刺身と似てる」とも言われています。
まあ流石にイセエビの刺身とは食感とかちょっと違いますけどね。笑
鬼カサゴは他の魚種のように寝かせてから食べるより、釣った日に食べてコリコリした食感を楽しむという印象です。
まあ寝かせて食べても美味しいですけどね。
胃袋と肝は湯通ししてます。
胃袋はしっかりと火を通し細切りにしてます。
肝はサッとレアに仕上げました。
胃袋と肝は「驚くほど美味しいという物ではありませんが、、、いわゆる珍味です。
鬼カサゴの唐揚げ
鬼カサゴの唐揚げです。
皮の赤色がキレイに仕上がりました。
衣は小麦粉と片栗粉半々で揚げました。
味付けは揚げる前に塩を軽く振っただけですが魚自体に十分旨味があるので美味しいです。塩以外の味付けは必要ありません。
鬼カサゴ鍋
鬼カサゴと言えば鍋ですね。
アラから出る出汁が美味しいので鬼カサゴ鍋は人気があります。
手間を惜しまない人は圧力鍋でアラを煮て濃厚な鬼カサゴスープを作る人も。
鬼カサゴを釣ったら最初に試したい料理法ですね。
〜次に作った時に写真を撮って更新します。お楽しみに!〜
胃袋の唐揚げ
鬼カサゴ釣りで大漁だったり、他のカサゴ類でもいいので胃袋が多めに手に入ったら試してみましょう。
集めた胃袋をキレイに洗って小さい胃袋はそのままの大きさで、大きい胃袋は二等分にしましょう。
ジップロックなどに入れて、その中に塩コショウと片栗粉を投入します。
後は揚げるだけです。
魚料理では珍しいコリコリした食感が楽しめます。
〜次に作った時に写真を撮って更新します。お楽しみに!〜
編集後記
最後まで読んで頂きありがとうございます。
私は、この記事は未完成だと思っています。
調理方法などなど、新しい発見がありましたら随時更新していく予定です。
今後ともよろしくお願いします。